二次会は仕事帰りにそのまま参加…というシーンも少なくありません。忙しいビジネスパーソンほど、当日ゆっくり着替える時間がないことも多いですよね。そこで「オフィス服+α」のスタイルを押さえておけば、わざわざドレスに着替えなくても華やかさをプラスするだけで二次会にバッチリ対応できます。ここでは、シンプルなオフィススタイルにちょっとした工夫を加えるだけで、二次会やパーティーでも埋もれない着こなしを詳しくご紹介します。
オフィス服といえば、白ブラウスやベーシックなジャケット、モノトーンのパンツやスカートといったベーシックアイテムが中心。ビジネスシーンでは清潔感ときちんと感が大事ですが、そのままでは二次会での華やかさにやや欠けることも。そこで役立つのが、「カラー」「シルエット」「素材感」という3つの観点です。
まずは「カラー」。オフィススタイルでは黒やネイビー、グレーといった落ち着いた色味が多いですが、ここに華やぎカラーのアイテムを一点投入するだけで、一気にイメージが変わります。例えば、無彩色のコーデにはビビッドな赤のバッグやパンプスを合わせるだけでも、ぐっとパーティー仕様に近づくのです。
次に「シルエット」。仕事中はストレートラインのパンツやタイトスカートが主流ですが、ボトムをフレアスカートに変えるだけで女性らしさが加わります。また、ウエストラインを強調するベルトをプラスすれば、同じトップスでも全体のシルエットがまったく別物に見えるはずです。
最後に「素材感」。パリッとしたオフィス用の生地よりも、サテンやレース、あるいはラメ入りの生地などをポイント使いすることで、パーティーシーンに合わせやすい柔らかさやきらめきを演出できます。ブラウスやトップスだけでも素材感を変えると、夜の会場で華やかに映るでしょう。
二次会コーデを格上げするうえで、最も取り入れやすいのが小物です。大きなバッグからクラッチへ持ち替えたり、華奢なアクセサリーをつけ足したりするだけでも、仕事モードから“パーティーモード”へ印象を切り替えることができます。
例えば、パール系のネックレスやイヤリングは、程よい上品さをプラスしてくれる定番アクセ。さらに、ビジュー付きの華やかなイヤリングやヘアアクセを投入すれば、顔まわりが明るくなり、普段のオフィススタイルも一気に二次会仕様に早変わりします。
バッグ選びも重要です。大きめのトートバッグではせっかくの装いがビジネスっぽくなってしまうので、仕事用バッグとは別にクラッチバッグや小さめのショルダーバッグを用意しておくのがおすすめ。また、靴もパンプスやヒールがあるタイプに履き替えると、脚がスッキリ見えるだけでなく華やぎもアップします。
オフィスメイクはナチュラルで清潔感が重視されますが、夜の二次会ではライティングも変わり、少し華やかに仕上げた方が映えます。そこで、バッグに忍ばせておきたいコスメアイテムを選んでおくと、会場に着く直前でササッとメイクアップを直せて便利です。
まずはリップ。オフィスシーンよりも発色の良いカラーに変えるだけで、顔全体の印象をぐっと明るくすることができます。赤系のリップには抵抗があるという方は、やや深みのあるローズピンクを試してみるのもおすすめ。さらに、目元には軽くラメ感のあるアイシャドウをのせると、夜の照明の下でキラキラと華やかに見えます。
また、ハイライトを入れる位置を意識すると、陰影がはっきりし、写真映えもしやすくなります。短時間で仕上げるメイクには、“立体感”と“ツヤ感”がキーワード。チークも少し濃いめに入れてあげると、夜の会場でも血色感が失われにくいでしょう。
オフィス服といっても、最近ではドレスコードがゆるくなっている職場も多く、きれいめのシャツワンピやセットアップが許容されるケースも増えています。シャツワンピは一枚でサマになるうえ、ベルトの有無や靴のデザインを変えるだけで、印象をガラリと変えられる優れものです。
もしきちんと感を保ちたいなら、ネイビーやブラックといった定番色のシャツワンピを着用し、アクセサリーやヒールで華やかさを加える方法がおすすめです。逆に、オフィスがカジュアルでもOKな場合は、パステルカラーのシャツワンピや柄物のセットアップを夜の二次会に合わせてチョイスしてみてください。
また、トップスとボトムスのセットアップであれば、オフィスではジャケットを羽織りつつ、二次会ではジャケットを脱いでアクセサリーをオン!といったメリハリのある活用が可能になります。色使いや素材選びで表情を変えやすいので、一着持っておくと重宝するはずです。
二次会のためにフル装備で出社するのは面倒ですが、アフター5に備えて最低限の準備をしておけば、当日バタバタせずに済みます。オフィス服+αのスタイルでは、普段通勤に使っている衣類をベースにするので、用意するアイテムも意外と少なくてOKです。
特に準備しておくと便利なのが、以下のアイテムです。
これらをデスクやロッカーに常備しておく、あるいは小さなポーチにまとめて持ち歩くなどしておけば、着替えスペースの確保が難しい状況でもササっと華やかコーデに切り替え可能です。折りたたみ可能なヒールや小さめのアクセサリーケースなどを活用すれば、荷物もかさばりません。
オフィスから二次会に直行するときは、どうしても「華やかさが足りないのでは?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、実際には小物やメイクの足し引き、アクセサリーの選び方、シルエットやカラーの変化といった“ちょっとした工夫”で、仕事終わりでも驚くほど洗練された印象を手に入れることができます。
さらに、周りの目を意識しすぎないことも大切です。二次会では職場以外の方も多く、むしろ「普段とちょっと違うあなただからこそ」新鮮に映る場合も。例えば、アクセサリーの重ねづけや鮮やかなリップカラーに挑戦するなど、職場ではなかなかできないオシャレをこの機会に楽しんでみてください。
結果的に、それが自信となり、二次会の席でも自然と会話が盛り上がるでしょう。忙しい日常のなかでもオシャレを楽しむ工夫はたくさんあります。ぜひ「オフィス服+α」のスタイルを活用して、次の二次会を思いっきり楽しんでみてくださいね。